台風21号の接近で、大阪市浪速区の通天閣も4日は終日で臨時休業になった。通常は午前9時からの営業だが、展望台入り口のシャッターは閉じたままで、普段なら観光客などでにぎわう周辺の人通りもまばらだった。時折、臨時休業を知らせる貼り紙を見つめたり、自撮り棒で撮影したりする人たちがいた。
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普段から通天閣で客待ちをしているというタクシー運転手の佐原寿雄さん(73)は、「いつもならオープン前に20~30人の行列ができる。人がいなくて今日は商売にならない」と嘆いた。
展望台を訪れた大阪市中央区の飲食業、西匠さん(30)は「臨時休業とは知らなかった。台風が来るといっても、午前中なら開いていると思ったので残念。天候が荒れる前におとなしく帰ります」と話していた。