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日本酒「獺祭」、被災後初の出荷 社長は応援に感謝

国内外で人気の日本酒「獺祭(だっさい)」の蔵元で、西日本豪雨により一時製造を停止していた旭酒造(山口県岩国市)が13日、被災後に仕込んだ最初の獺祭を出荷した。桜井一宏社長は「ようやく出荷できてほっとした。応援していただき、ありがとうごいざます」と喜んだ。


この日朝、「獺祭 純米大吟醸50」(720ミリリットル)など約1万5千本を積んだトラックが、同社出荷センターから全国の取扱店に向けて出発した。


旭酒造は7月の豪雨で本社が浸水し、機械や原料米が水につかった。停電で冷蔵設備が使えなくなるなどし、生産を約3週間停止した。タンクの温度管理が出来ずに通常通りに出荷出来なくなった酒を、人気漫画「島耕作」をラベルに描いた「獺祭 島耕作」として販売。売り上げの一部を被災地に寄付するなどした。


急ピッチで施設の復旧を進め、7月末から製造を再開。現在は、被災前と同程度の生産量にまで回復している。今月17日ごろには、ほぼすべての製品を出荷できる見込み。(藤牧幸一)


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