天皇、皇后両陛下は14日、西日本豪雨の被災者を見舞うため、羽田空港から岡山空港に特別機で到着した。当初は広島、岡山両県を訪問する予定だったが、悪天候のため広島県を取りやめ、岡山県のみとした。両陛下は20日に愛媛県の被災地訪問を予定。広島県については、改めて検討するという。
今回のお見舞い訪問は両陛下の強い意向で実現した。両陛下は発生直後から被災地を気にかけ、侍従長を通じて犠牲者への哀悼や被害者へのお見舞いの気持ちを現地に伝えたり、私的旅行や那須御用邸での静養を取りやめたりしてきた。
また、広島、岡山、愛媛の知事や日本赤十字社の社長らを皇居・御所に招いて被害状況について説明を受け、福岡を含む被災4県に宮内庁を通じてお見舞いの金一封を贈っている。(多田晃子、島康彦)