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本庶さん、六つの「C」を追求 京大生時代に徹マン度々

六つの「C」が時代を変える研究には必要だと、本庶さんは説く。「C」は英語表記で好奇心(Curiosity)、勇気(Courage)、挑戦(Challenge)、確信(Confidence)、集中(Concentration)、継続(Continuation)の頭文字。これらの「C」を本庶さんは学生時代から追い求めてきた。


ノーベル医学生理学賞に本庶佑・京都大特別教授


【特集】ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった本庶佑さん


本庶さんは1942年、京都市生まれ。父親の仕事の都合で、高校まで山口県宇部市で育った。小学生の時は、先生が天体望遠鏡で土星のリングを観察させてくれたことに感動し、将来は天文学者になりたいと思っていた。


帰りの湘南電車の中で思いついた大発見 本庶佑さん


本庶佑さん「小さいころは、天文学者になりたかった」


本庶佑さん「定説崩さない限り、ブレークスルーはない」


大学受験を控え、将来の職業について、外交官、弁護士、医師の三つで悩んだという。臨床医だった父親の影響もあり、「医学で研究者になるのが最も人の役に立てそうだ」と京大医学部に入学した。


同級生の一人で、後にともに京大医学部で教授となった中西重忠名誉教授は「彼と会って、すぐに大きな展望を持った人だと分かった。自信家だが純粋で愛すべきところがある」と話す。学生時代は、学部対抗のボートレースに参加したほか、医学部近くの雀荘(じゃんそう)で朝までマージャンをすることもよくあったという。


本庶さんは学部生のころから、…


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