台風24号の影響で広範囲で停電している愛知県豊橋市で1日、市内の動物園の獣舎の電動式ドアが開けられず、動物が獣舎の外に出られなくなっている。1日は休園日だったが、このままドアが開かないと、2日以降、見られる動物が制限されてしまうという。
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ドアが開かなくなったのは市の豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)。パークによると、この日出られなくなったのは、アミメキリン3頭▽シロサイ3頭▽エランド4頭▽シマウマ7頭▽アジアゾウ2頭▽カバ3頭。カバは獣舎にいても観覧可能だという。
シマウマの獣舎のドアは手動で開けられそうなことが判明。アジアゾウの獣舎のドアは自家発電装置で開閉させようとしているが、うまく装置が作動していない。そのほかの動物についてはドアを開けられる見通しが立っていないという。
また、パーク内の約7割で水道水が使えなくなっている。貯水タンクから水を送り出すポンプが電動式のため、停電で動かなくなったという。ただ、豊橋市と隣の愛知県豊川市の小学校計6校が2日にパークへの遠足を計画しているため、開園する予定。見られる動物が限られる可能性もあるため、入園無料にするという。観覧できる動物や使える水道については随時、案内する予定だ。(江向彩也夏)