パンダばかりを描き続ける画家がいる。鹿児島市のあごぱんさん(39)。殺し合ったり泥酔してだらしなかったりする人間の姿も、パンダに置き換えると、かわいらしく見えてしまう。「人は見かけに惑わされる」。そんなメッセージを込めた個展が13日、鹿児島市で始まった。 あごぱんさんは、歴史が好きで、社会科の教員免許も持つ。2002年に鹿児島大を卒業した後、数年間勤めた会社員時代に趣味で動物のキャラクターを描いていた。人によって好き嫌いがある犬や猫とちがって「パンダ」は誰にも嫌われないことに気が付いた。 「パンダは免罪符。何をしても許される。酔っ払いもパンダにすればかわいくなる」。そんな面白さを感じる一方、かわいさが本質を見誤らせているように感じた。 「結局、見た目で判断している… |
パンダ描き人間問う「絵師」 本物見たことないけれど…
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