豪華絢爛(けんらん)なだんじりで知られる愛媛県西条市の「西条まつり」で、クライマックスとなる伊曽乃(いその)神社例大祭の「川入り」が16日夕、市中心部を流れる加茂川であった。彫刻や刺繡(ししゅう)飾りが施されただんじりが次々と川に入り、観衆からは大きな歓声が上がった。
早朝から市内を巡行しただんじり50台以上が川の土手に勢ぞろい。対岸の神社へ帰るためにご神体をのせた神輿(しんよ)が川を渡り始めると、祭りが終わるのを惜しむだんじり約10台が、行く手を阻もうと川に入って競り合い。水しぶきを上げて攻防を繰り広げた。(柳川迅)