関西を拠点に活動する「関西ジャニーズJr.(関ジュ)」内に4年ぶりに新たなユニットが誕生した。その名も「なにわ男子(だんし)」。ジャニー喜多川社長が命名した。24日から始まった梅田芸術劇場(大阪市北区)でのコンサート「Fall in LOVE」で初お目見えしている。
メンバーは、西畑大吾▽大西流星▽道枝駿佑(しゅんすけ)▽高橋恭平▽長尾謙杜(けんと)▽藤原丈一郎▽大橋和也の7人。10月初旬にアイドル誌で結成が発表され、今公演で初めてファンの前でパフォーマンスする。連続ドラマ「僕らは奇跡でできている」(カンテレ、火曜夜9時)に出演中の西畑をはじめ、関ジュの中でも人気の高いメンバーが集まった。
コンサートの通し稽古後にあった会見で、西畑は「誰がセンターになっても輝けるようなグループになりたい。そのためには全員が売れないといけない」と決意表明。新曲「なにわ Lucky Boy!!」を見どころに挙げた道枝は「新曲はメンバーカラーの入った新しい衣装で歌っているので、そこも見てほしい」とアピールした。
今回のコンサートは「なにわ男子」を含め、9歳から29歳までの関ジュのメンバー46人が出演。11月4日までの20公演計3万8千席に70万件の申し込みが殺到した。
先輩にあたる関ジャニ∞の横山裕が漫才など企画コーナーの演出、大倉忠義が全体の構成を担当したのも話題だ。
会見に登場した横山は「こんなに後輩がフィーチャーされていると嫉妬しますよね。でも、うれしいです」と話し、後輩たちに鋭いつっこみを入れて盛り上げた。大倉も「これだけ個性ある子たちなので、どうやったらまんべんなく魅力を出せるのか難しかった。気持ちで盛り上げていこうというのは関ジャニ∞と共通。ゆくゆくはドームでやってほしいですね」。
横山と大倉は、11月30日から始まる関ジュの大阪松竹座公演、来年1月3、4日の大阪城ホール公演でも演出、構成を手がけるという。(尾崎千裕)