京漬物「千枚漬け」の漬け込みが最盛期を迎えている。京都市伏見区の「大安(だいやす)」では立冬の7日、はっぴ姿の職人が特製のかんなで聖護院(しょうごいん)かぶらを厚さ2・6ミリに削り、たるに敷き詰める様子が報道関係者に公開された。 かぶらは直径20センチ、重さ2キロほど。9月から来年5月ごろまで、約8万個を約1千個のたるに詰める。3日間塩漬けにした後、いったんたるから出し、昆布やみりん、酢などを混ぜた調味液で2日間漬け込むとできあがる。 かぶらは寒くなると甘みが増すため、この時期に漬け込むとよりおいしくなるという。(佐藤秀男) |
厚さ2.6ミリの職人技 寒いほど甘い千枚漬け、最盛期
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