スノーボード男子ハーフパイプで五輪2大会連続銀メダルの平野歩夢(19)=木下グループ=が13日、スケートボードに挑戦すると表明した。東京都内であったユニクロのグローバルブランドアンバサダーの就任記者会見に臨み、2020年東京五輪は「正式種目になった以上、スルーするわけにはいかない。一つの挑戦として、頑張ろうと思う」と話した。
スケボーは東京五輪で採用される新競技。平野は4歳のころからスケボーをはじめ、父の英功さんが造った新潟県村上市の施設で腕を磨いてきた。「スノボとスケボーは似ている部分が多い」と話しており、今年2月の平昌(ピョンチャン)五輪後、「(東京五輪は)可能性があれば考えたい」と語っていた。
男子ハーフパイプで平昌五輪金メダルのショーン・ホワイト(米)もスケボーで東京五輪をめざすことを検討していると海外メディアに明かしており、東京五輪で再び戦う可能性もある。
平野は15歳で出場した14年ソチ五輪で銀メダルを獲得。平昌五輪ではホワイトに敗れたものの、「ダブルコーク1440」(縦2回転、横4回転)の連続技を決めるなどして会場を沸かせた。
夏季と冬季の両五輪に出場した選手としては、過去にスピードスケートと自転車で出場した橋本聖子(現日本スケート連盟会長)、大菅小百合らがいる。
夏季と冬季の両五輪に出場した日本選手
・橋本聖子
スピードスケート 84年サラエボ冬季五輪から4大会連続
自転車 88年ソウル五輪から3大会連続
・関ナツエ
スピードスケート 88年カルガリー冬季五輪
自転車 ソウル五輪
・青戸慎司
陸上短距離 ソウル五輪から2大会連続
ボブスレー 98年長野冬季五輪
・大菅小百合
スピードスケート 02年ソルトレーク冬季五輪から2大会連続
自転車 04年アテネ五輪