マツダは、新世代商品の第一弾となる新型「マツダ3」(日本名アクセラ)を、30日から開かれる「ロサンゼルス自動車ショー」で初披露する。同社のデザインやエンジンを進化させた商品で、防府工場(山口県防府市)での生産も始まっている。来年、国内外で販売が始まる予定だ。
新型車は、2017年10月の東京モーターショーで公開したコンセプト車をベースにしている。生命感などを表現した独自の「魂動(こどう)デザイン」を進化させ、燃費を従来のガソリンエンジンより最大3割向上させた「スカイアクティブX」などを搭載。ガソリンエンジンの特徴である走りの伸びのよさと、ディーゼルエンジンの燃費のよさなどを組み合わせた、独自の技術を使っている。
アクセラはマツダの世界販売の3割近くを占める基幹車種。同社はアクセラを手始めに、他の車種も順に刷新していく方針だ。
丸本明社長は「新世代商品の幕開けであり、マツダのブランドを一段と高めていきたい」と話している。(近藤郷平)