民主党政権で官房長官を務めた故・仙谷由人氏のお別れの会が11月30日、都内で営まれ、与野党議員ら約千人が故人をしのんだ。立憲民主党の菅直人・元首相は、自らの内閣で「影の総理」とも呼ばれた仙谷氏を「耳の痛いことを言ってくれる人が側にいてほしいと思い、官房長官をお願いし、支えて頂いた」と振り返った。仙谷氏の後任の官房長官を務めた立憲の枝野幸男代表は「仙谷先生の教えを生かす。親分、早すぎます」と悼んだ。
昨年の民進党の旧希望の党への合流構想を仙谷氏に後押しされたという国民民主党の前原誠司・元外相は「民進党がバラバラになり、仙谷氏は大変残念に思っていた。仙谷門下生がもう一度、力を合わせ、強い野党をつくらなければいけない」と語った。大島理森衆院議長や菅義偉官房長官、石破茂・自民党元幹事長らも参列した。