世界最大のエイといわれるジャイアントマンタ（和名オニイトマキエイ）の飼育に、沖縄美（ちゅ）ら海水族館（沖縄県本部町）が世界で初めて成功した。巨大な水槽を優雅に泳いでいる。

５月２９日に、沖縄本島中部沖の定置網にかかり、弱らないように慎重に搬送、飼育し、１１月１５日に水槽に移した。幅４・６メートル、体重は推定約７００キロのオス。ジャイアントマンタは飼育例がなく、生態もほとんどわかっていないが、大人になっているとみられるという。水槽内に４匹いるナンヨウマンタより一回り大きく、胸びれを柔らかくしならせるようにして泳ぐ。（伊東聖、写真・河合真人）