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皇室ゆかりの美術品などデジタル保存へ 宮内庁、修復も

宮内庁三の丸尚蔵館が所蔵する皇室ゆかりの美術品や国宝、重要文化財などをデジタル保存し、ポータルサイトで発信するプロジェクトを始めると文化庁などが11月29日、発表した。修復や一般公開も手がけ、中長期で取り組むという。


会見した宮田亮平・文化庁長官は「保存、継承を永続的に回す仕組みをつくる。文化財を修理する現場は危機的な状況となっており、日本の美を守り、次の世代に引き継ぐ必要がある」と話した。


「日本美を守り伝える『紡ぐプロジェクト』―皇室の至宝・国宝プロジェクト―」として、読売新聞社と共同で進める。一環として、来年3月5日から「両陛下と文化交流―日本美を伝える―」、5月3日から「美を紡ぐ 日本美術の名品 ―雪舟、永徳から光琳、北斎まで―」の2展が東京・上野の東京国立博物館で開かれる。


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