中学受験などで野球チームを離れた子や、野球を経験していない子にも楽しさを知って欲しい――。早稲田大学野球部OB会が野球チームに所属していない子どもを中心にした野球イベントを9日、西東京市の野球部グラウンドで開いた。イベント自体の開催は今回が3回目だが、チームに所属していない子どもを主な対象にするのは初めてだ。
この日は早大側から斎藤佑樹(日本ハム)や重信慎之介(巨人)らOBと現役選手が参加し、子どもたちは小学3~6年生の163人が参加。そのうち136人が無所属だった。イベントではバットの代わりに手でゴムボールを打つなど、未経験者でも楽しめる遊びを体験してもらった。同時に、「なぜチームに所属しないのか」を聞くアンケートも行った。
発起人の1人で早大OBの大渕隆・日本ハムスカウト部長は「これまでチーム単位で募集したが、所属しているから需要と供給は合致していてほぼ満足している人が多かった。原因は見えてこなかった」と言う。
実施のきっかけは、「所属して…