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沖縄の不時着・炎上事故、原因特定できず 米軍調査結果

沖縄県東村(ひがしそん)高江で昨年10月、米軍の大型輸送ヘリコプターCH53Eが不時着・炎上した事故で、米軍は18日までに「根本的な原因の特定には至らなかった」とする調査結果をまとめた。エンジン内から出火したとみられるが、エンジンが火災で激しく損傷しており、調査が難しかったという。


米国から情報提供を受けた日本政府が概要を公表した。発表によると、パイロットは空中給油訓練中にヘリの第2エンジンの火災に気づき、搭載された消火器などで消火を試みたが、鎮火できなかった。当初の炎は漏れ出た燃料または油圧作動油が、エンジン内の電気配線の漏電による火花または高温の金属に触れたことによって発生したとみられ、これらの油によって燃え広がったとみられる。


整備や点検、運用上の問題は確認されなかったという。事故を踏まえ、米軍は同型機の全操縦士、乗組員に事故について説明し、対応の仕方について教育した。より効果的な消火器の搭載を検討するという。(古城博隆)


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