立憲民主党は年内の目標としてきた「40都道府県連の設立」を達成できる見通しとなった。17日現在で39都道府県に設置、さらに複数の県で準備が進む。ただ、組織の充実度は地域によってばらつきがあるのが実情で、選挙で手足となるような基盤を固めるにはまだ時間がかかりそうだ。 「(都道府県連は)40に達したか、という状況だ。1年前の10月(の結党時)を想像すれば、想像できないくらい前に進んでいる」。立憲の枝野幸男代表は15日、山形県連の設立集会後の会見で胸を張った。 立憲は今年9月の党大会で「年内に40都道府県連」の活動方針を決めた。「当面600人」を目標とした地方議員数は、500人超に。地方組織・議員は来年の統一地方選と参院選に向け、候補者選びや選挙活動の「実動部隊」となる。 朝日新聞の15、16日の全国世論調査で立憲の支持率は8%と、国民民主党の1%を引き離す。地方選挙でも野党第1党の存在感を見せ始めており、9日の茨城県議選では党公認で戦った初の県議が誕生。11月18日の千葉県松戸市議選では、国民の公認候補1人が落選するなか、立憲は公認した4人全員が当選。野党議員の間で「松戸ショック」との言葉が飛び交った。 ただ、組織や議員が増えているとはいえ、組織力につながっているとは言い難い。例えば山形県連には立憲の国会議員はおらず、数人の地方議員が所属するのみ。事務所も、代表に就いた県議の自宅兼事務所に仮置きする。徳島、愛媛、高知の四国3県連の代表は、いずれも比例四国選出の武内則男衆院議員。静岡では離党した衆院議員の代わりに、北海道6区の佐々木隆博衆院議員が「落下傘」の暫定代表を務めている。 来年の「選挙イヤー」を控え、党内からは「地方組織の力はかなりデコボコがある。党の支持率が残り続けることが我々の生命線だ」との声が漏れる。(河合達郎) |
立憲、「県連目標40」達成へ 組織力にばらつきも
新闻录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
相关文章
ふるさと納税、除外4市町の早期復帰を認めず 総務相
「忖度などあるはずない」 塚田氏辞任、いら立つ自民
災害時・教育・ゴミ出し…外国人の生活支援、悩む自治体
自民党青年局「入党ルール明確化を」 旧民主の入党続き
ふるさと納税高収入の4自治体、特別交付税「配分なし」
地方のドン、国会議員をしのぐ 「数は金、ひいては力」
選挙控え「女性議員」意識する政界 巨大与党変われるか
二階幹事長「もう発言しない」 小池知事への協力表明で
「自民は野合談合で思い上がり」松井知事が二階氏に反論
首相「投票結果を真摯に」言ったその日、工事進む辺野古
首相の地元・長門市 自衛官募集に紙名簿 下関市に続き
自民要請文、にじむ「圧力」 自衛官募集 身内も批判
泉佐野市の還元企画、総務相「身勝手な考え」 市は反発
ふるさと納税「良識ある対応を」 菅長官、泉佐野に苦言
厚労省への調査変更要望、都「確認できない」 統計不正
ふるさと納税の返礼、同じ県の品も認めては 与党検討へ
橋下徹氏らとの会食、首相が欠席の見通し 府連に配慮か
ふるさと納税、自治体の6割が収支悪化 一部に寄付集中
ふるさと納税明暗 震度6弱からの復興目指す町はあえぐ
税制改正、東京都が徹底抗戦 知事と政権、すれ違い鮮明
小池知事「今、改憲ふさわしい時期か」 首相意向に異論
石破氏、都道府県ごとにメッセージ動画 制作に50時間
候補地の萩市、住民説明会を要請 イージス・アショア










