7月の西日本豪雨で被災した岡山、広島、愛媛3県の高校生23人がエジプト政府に招待され、24日未明、空路で首都カイロに到着した。29日まで滞在する。ツタンカーメン王の墓で有名な「王家の谷」があるルクソール、カイロ近郊ギザの3大ピラミッドなどを訪れる。 西日本豪雨で被災した若者たちを励まそうと、シーシ大統領が提案した。エジプト政府は2012年にも、東日本大震災の被災地から中高生11人を招待したことがある。 引率教員を含む計27人は24日午前、早速、カイロ中心部のエジプト考古学博物館を訪れ、ツタンカーメンの「黄金のマスク」などを見学した。 広島県呉市の遠藤碧子(たまこ)さん(16)は「ミイラのひつぎに彫られている細かな絵がきれいで感動した」と話した。土石流に襲われた自宅の取り壊しが間もなく始まる。「今年は災害が起きて残念な年だったが、身近な人に支えられ、周りの人の温かさを感じることができた」 愛媛県宇和島市の岡本玲南(れ… |
豪雨被災の高校生、エジプト政府が招待 ピラミッド見学
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