「新潮社の新刊本販売を停止します」。和歌山市の書店「本屋プラグ」がそう宣言したのは9月。月刊誌「新潮45」10月号で、性的少数者への侮辱的な「言葉の暴力」が掲載されたことへの抗議でした。
新潮社の本を棚から撤去 和歌山の書店、新潮45に抗議
記事にすると大きな反響を呼び、SNS上で批判的コメントが大量に出回りました。店に抗議の電話やメール、はがきや手紙も届きました。ほとんどは、記事や店のウェブサイトに載せた見解すら読んだ形跡のない、思い込みに基づく非難でした。
一方で「勇気ある行動に感銘を受けた」と支持する意見も多く寄せられました。激励のため、手弁当で駆けつけたジャーナリストや出版関係者もいました。
人生で初めて「炎上」を経験し…