大阪府四條畷市は、来年1、2月に実施する職員採用試験で、通信アプリを使った面接を全職種で導入すると発表した。今年度の採用試験で一部職種で導入したところ、応募者が大幅に増えたことから本格導入を決めた。
9月の採用試験で導入した大卒程度と職務経験者の職種区分に加え、保健師、社会福祉士、土木、建築の職種区分でも導入する。受験の申し込みは1月7日まで、市のホームページで。
ビジネスチャットアプリ「LINE WORKS」のビデオ通話機能を使い、遠隔地や自宅からでも、1次と2次の面接を受けることができる。1次面接合格後の知能検査や性格診断などの適性検査もインターネット上で受けることができる。最終面接については市役所での対面形式のみで、来庁する必要がある。
市の担当者は「遠隔地に住んでいる人や、育児などで自宅を離れづらい人など、より多くの人に積極的に受けてほしい」と話している。(古田寛也)