ついに今年、平成が幕を下ろす。「バブル崩壊」「少子高齢化」「2度の大震災」「格差の拡大」……。暗い話題も多かったが、次の時代につながる希望の芽も生まれた。秋田県内出身の平成生まれ3人が、次代に向けて抱負を語った。(聞き手・神野勇人)
その場にとどまらず 前へ 俳優・生駒里奈さん(23)
俳優として舞台や映画、バラエティー番組などに出ています。今は1月10日からの主演舞台に向けて、稽古の日々です。
アイドルからの転身のイメージを持たれますが、やっているのは私自身。大きな変化は特にないです。
乃木坂46を卒業して、今まで見えていなかった部分がハッキリしてきました。「ここが出来ていない」「ここが難しい」と1個1個の課題に向き合い、ゆっくり解決していく時間は今の方があります。
乃木坂時代は誰かに任せていた部分や「慣れ」があったところもありますが、今は「初めまして」の現場ばかり。難しいけれど、やりがいがあります。役者としての技量や発言が全部自分の成果になる。責任を持ってやるというのは自分にとってプラスで、「頑張っていこう」という気持ちになります。
卒業はメンバーに相談せず、自分で決めました。驚きはされましたが、みな送り出してくれました。楽しいことも大変なこともいっぱいありました。グループだから経験できたこともたくさんあり、メンバーには感謝しています。
ただ、これからの人生を考えた…