栃木県内を地盤とする渡辺喜美参院議員(比例区、無所属)は5日、地元の支持者らとの新春の集いで「今年はみんなの党を復活させたいと思っている」と語り、今春の統一地方選で政治団体・みんなの党として候補を募る考えを示した。
旧みんなの党は2009年に結党し、一時は二大政党に次ぐ「第3極」と呼ばれたが、14年に解党した。渡辺氏は記者団に「この前はいきなり国会を目指して失敗した。金は多少かかるが、べらぼうにはかからない。地道にやっていきたい」と発言。政治団体として地方選で実績を重ね、将来的に国政で復活を目指す考えを示した。選挙資金集めにはクラウドファンディングなども念頭に置いているという。
渡辺氏の事務所によると、旧みんなの党は解党後、東京都選挙管理委員会に政治団体として届け出たが、休眠状態が続き、昨年暮れに栃木県内に事務所を移したという。(池田敏行)