天然トラフグ取扱量が全国有数の山口県下関市で4日未明、新春恒例のフグの初競りがあった。天然物は昨年より3・3トン多い、9・5トンが入荷した。
競り人と仲買人が黒い筒状の布袋の中で指を握って価格を決める、独特の「袋競り」で次々と競り落とした。主に関西方面に出荷されるという。
最高値は昨年と同じ1キロ1万3千円だった。下関唐戸魚市場の見原宏社長(64)は「相場も維持できた。上昇に向けイノシシのように突っ走りたい」。(白石昌幸)
下関フグ市場「最後」の競り 「築地と違い帰ってくる」フグの季節来た 下関で初競り、最高値1キロ1.9万円