9月開幕のラグビーワールドカップ(W杯)で、ニュージーランド代表など複数の強豪国の公式キャンプ地に選ばれた大分県別府市。ラグビーと、温泉街の魅力を融合させた新作のPRムービーを7日、ユーチューブに配信した。W杯を盛り上げたい市民の心意気を世界に発信する狙いだ。
別府市では、公表したPR動画が評判となったことがきっかけで一昨年夏、本物の遊園地ラクテンチで温泉をいかした「湯(ゆ)~園地(えんち)」を実現した。その経験を生かし、今回の動画も市民参加型にした。総合監修は「湯~園地」と同じ音楽監督・清川進也氏で、現役の高校生ラグビー選手から70代の市民まで総勢200人以上が無償で参加した。
動画は2分31秒。湯タオルを巻いた半裸の男性が、ボールに見立てた湯おけを持って走り出す。湯おけを奪い取ろうと屈強な男たちが挑みかかる場面もある。
11月下旬の3日間、半裸の人たちがロケをして回ったのはJR別府駅前や商店街、温泉街や砂湯など7カ所。途中にはプレー内容や反則行為の説明も加え、最後はタオル姿の男女が全員で英語のオリジナル曲「おもてなしウォー・クライ」を真剣にダンス。英語で「ラグビー、温泉、ノーサイド」と歌い上げる。
動画はユーチューブ(
https://www.youtube.com/watch?v=6XqorkuT9No
)や、別府市のホームページで見られる。(加藤勝利)