受験シーズンを迎え、南知多ビーチランド(愛知県美浜町)の「スベラナイ神社」で、飼育する生き物にあやかった「五重の合格祈願」が始まった。飼育員らが知恵を絞り、だじゃれで受験生を応援している。
スベラナイ神社はバイカルアザラシの水槽前にスタッフの手作りで2011年12月に開設。氷上でも滑らないバイカルアザラシの爪が「ご神体」だ。
今回は、神社での「スベラナイ祈願」に加えて、マダコの水槽前に願いを書いた絵馬を「置くとパス」(オクトパス)▽「合格人出」(ゴカクヒトデ)の展示▽バイカルアザラシの水槽に絵馬の形をした「受」の文字を貼って「倍受かる」(バイカル)▽雌のセイウチ「サクラ」の牙を展示した「サクラ咲く」――の四つで縁起を担ぎ、「五重の合格祈願」にした。
担当飼育員の森玲菜さん(25)は「受験生に合格祈願に来てもらい、動物の姿で心を癒やして、合格を勝ち取ってほしい」。五重の合格祈願は27日まで、「倍受かる」と「サクラ咲く」は3月10日まで。問い合わせは南知多ビーチランド(0569・87・2000)へ。(豊平森)