愛知県と名古屋市が共催する2026年アジア競技大会と同時期に、障害者スポーツの総合大会「アジアパラ競技大会」も愛知県で開かれる見通しとなった。
名古屋駅、変わりゆく街
日本パラリンピック委員会の鳥原光憲会長が、県と市に開催を要請する。名古屋市によると、五輪とパラリンピックと違い、アジア大会とアジアパラ大会を同一都市で開催する規定はないが、前身の大会を継承してアジアパラ大会の第1回が開かれた2010年以降、アジア大会と同じ都市で開催されている。
アジアパラ大会の開催には、障害者競技に向けた施設改修やバリアフリーの宿泊施設確保などの課題があるが、河村たかし市長は朝日新聞の取材に「やらなあかんに決まっとる」と意欲を見せた。
18年にインドネシア・ジャカルタで開かれたアジアパラ大会では18競技が行われ、43の国と地域が参加した。(関謙次)