更新期を迎えた古い消防車両をインターネットのオークションを活用して自治体などが売る動きが目立つようになってきた。特殊な車のため、従来は売却先を探すことが難しく廃車にしていたが、ネット市場で広く買い手を募って収入に変えるのが狙い。出品した担当者らは、少しでも高い値段で落札されることを期待している。
インターネット大手「ヤフー」の官公庁オークションのサイトには、申し込みを受け付けている車の画像がずらりと並ぶ。下野、壬生、上三川の1市2町で構成する石橋地区消防組合は今年度初めて、はしご付き消防自動車をこのオークションに出した。これまで古い車両は廃車にしたり、救急車を病院などに寄付したりしていたが「公有財産を有効に活用しよう」と出品した。
消防車として昨年8月まで使わ…