17日午後4時55分ごろ、JR横須賀線西大井駅(東京都品川区)で、逗子発成田空港行きの上り普通列車(15両)が停止位置を約70メートル通り過ぎて急ブレーキをかけて停車した。JR東日本によると、運転士が眠気に襲われ、手動のブレーキをかけるのが遅れたという。
JRによると、電車は現場に6分ほど止まったあと、乗客を降ろさずにそのまま次の品川駅まで進み、西大井駅で降車予定だった約70人には同駅で下り電車に乗り換えてもらった。停車した先に踏切があり、電車を本来の停止位置まで戻すと踏切が誤作動する可能性があったため、安全を考えて次の駅に進んだという。
JR東日本では、今月2日にもJR京浜東北線大森駅でオーバーランし、次の駅で乗客に降車してもらっている。