福岡市の2019年度一般会計当初予算案が、過去最大の8600億~8700億円規模になる見通しとなった。市が18日、市議会側に説明した。今年度の当初予算(8388億円)から約3%増で、ロープウェーの採算性などを本格的に検討する費用も盛り込む。
予算案には、高島宗一郎市長が昨年の市長選で公約に掲げた博多駅―博多港の2キロを結ぶロープウェー計画について、採算性や運営方法、景観への影響など、実現可能性を本格的に検討するための費用を新たに計上する。市の有識者研究会も今月、ロープウェー新設を求める結論をまとめていた。
そのほか、熱中症対策として、高齢者宅を訪問する民生委員に暑さ指数計を配る事業も始める。
市税収入は人口増や企業業績の改善で、過去最高だった今年度当初予算の3191億円を5%前後上回る3330億~3380億円を見込む。市は、2月15日に開会する予定の市議会に予算案を提出する。