妻に火をつけて殺害しようとしたとして、金沢西署は18日、金沢市粟崎町3丁目の無職宮原正篤容疑者(80)を殺人未遂の疑いで逮捕し、発表した。「やけどさせようとしたが、殺すつもりはなかった」と容疑を否認しているという。
同署によると、宮原容疑者は18日午後2時20分ごろ、同市大野町4丁目の空き地で妻のます子さん(79)に油のようなものをかけて火をつけて殺害しようとした疑い。ます子さんは全身にやけどを負い、市内の病院に搬送されたが、意識不明の重体。
通行人から110番通報があり、かけつけた署員が空き地で倒れているます子さんを発見。近くに駐車していた軽乗用車内にいた宮原容疑者は「車内でもめたので油をかけて火をつけた」と話したという。車内から油が入った金属製の缶が見つかったという。宮原容疑者も右足にやけどを負っていた。2人は別居中でともに市内で一人暮らしをしていたという。