ラリードライバー・篠塚建次郎さんによる「ウィンタードライビングスクール」が26日、湯沢町の苗場スキー場で開かれた。参加者には、「運転のプロ」から雪道のドライビング技術が伝授された。
篠塚さんの指導の下、特設コースで急発進、急ブレーキ、急ハンドルなど雪道で厳禁とされる運転をあえて行うことで、安全な運転方法を学んだ。群馬県から参加した早瀬碧さん(25)は「ブレーキしても滑る幅が大きく、ハンドルも利きづらいことを実感でき、雪道の怖さが分かりました」。
主催したNEXCO東日本新潟支社の安保隆・交通課長によると、高速道路上の事故は同支社管内で1年間に約1600件発生し、6割は12~3月の4カ月間に起きている。「一番の原因がブレーキ。特にトンネルの出口が危険」という。雪がないトンネルの中を走った後に出た先が積雪や凍結で路面が白くなっていると、反射的にブレーキを踏んでしまい、滑って事故に至るケースが多いという。「急な減速をするぐらいなら、そのまま走り抜ける方が安全です」
1997年にパリダカールラリ…