焼酎に魅了された米国人3人が福岡市に「角打ち」を出した。店の名には、いい夜を意味する鹿児島地方の方言「よか晩」を用いた。九州・沖縄のこだわりの焼酎と泡盛、おつまみが楽しめる。
昨年末、福岡市中央区赤坂2丁目の酒店「ニューヨークワイン トレーダーズ」の一角で、角打ち「よか晩NY」の開店パーティーがあった。多くの客が訪れ、焼酎を片手にフォークソングなどの生演奏を楽しんだ。店には熊本、鹿児島、宮崎などの珍しい焼酎や泡盛が並ぶ。おつまみには、宮崎産の鶏の燻製(くんせい)や鹿児島産のさつま揚げなどが出された。
熊本県人吉市の寿福酒造場で焼酎「武者返し」をつくる杜氏(とうじ)の吉松良太さん(41)は「文化の違う米国人に『おいしい』と言ってもらえ、うれしい」と笑顔に。酒店のオーナー、ブライアン・ドーフマンさん(47)は「初めて焼酎を飲む人が、その味に驚く反応が楽しみ」と話した。
角打ちの構想は昨年10月、店…