「ブラックジャックによろしく」で詐欺防げ 啓発パンフ——贯通日本资讯频道
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「ブラックジャックによろしく」で詐欺防げ 啓発パンフ

「警察だ」「いや、俺そんなつもりじゃ」――。軽い気持ちで特殊詐欺に加担してしまう若者が後を絶たないことから、長野県が高校生らを対象にした啓発パンフレットを漫画でつくった。高校生役に人気漫画「ブラックジャックによろしく」の主人公が登場し、ストーリーは県のオリジナルだ。


「荷物受け取るだけの簡単な仕事なんだけど」


先輩からの誘いに乗った主人公は、どこの誰かもわからない「上の人」からの指示に従い、被害者から大金を受け取る「受け子」を繰り返す。犯罪を疑い、「絶対やべーよ」と思いつつも、グループから抜け出せなくなっていく。結局、警察に逮捕され、少年院へ行くことに。「結局俺たちって、使い捨てのパシリだな、って気づきました」


県担当課の職員が、「ブラックジャックによろしく」全13巻の中から、素材となるコマをピックアップ。若者言葉を駆使しながら独自のセリフをつけて、表紙を含め全3ページのストーリーを完成させた。


漫画自体は研修医の目線から医療現場の現状を描いたもので、詐欺とは特に関係がない。ただオンライン上で無料公開され、作者の佐藤秀峰さんは二次利用を認めている。県の担当者は「若い人に最後まで読んでほしくて、人気漫画を活用させてもらった」と話す。


警察庁によると、昨年1~6月に全国の特殊詐欺事件で摘発された少年は368人で、前年同期の約2倍。役割別でみると、73・1%が受け子だった。県警によると、県内での特殊詐欺の被害総額は昨年1年間で約3億6千万円。1件当たりの被害額は約255万円で、前年から倍増した。


県が特殊詐欺に関して、被害者になりやすい高齢者ではなく、加害者になる恐れのある若者に向けた啓発を行うのは珍しいという。担当者は「小遣い稼ぎのバイト感覚で受け子を引き受けるケースが多い。詐欺グループからすると、使い捨ての『都合の良い部品』。自分の未来は自分で守ってほしい」と呼びかける。


パンフレット8万部は、県内の高校生らに配布するとともに、ゲームセンターやカラオケ店にも置いてもらうことにしている。(津田六平)


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