ホームレスの自立を支援する雑誌「ビッグイシュー日本版」の1月15日発売号の売れ行きが絶好調だ。映画「ボヘミアン・ラプソディ」主演俳優のインタビュー記事が掲載されているためとみられる。次号発行前に売り切れ寸前となり、ネット上でも高額取引されていたことから、異例の増刷で対応している。
筋金入りクイーンファン 「なぜ泣けるか逆に知りたい」
なぜ今、クイーン? グッチ裕三さんが語る癖になる魅力
フレディが日本を愛した理由 劣等感・孤独との格闘の中
雑誌は月2回発行。1月15日発売の351号では、映画で英ロックバンド「クイーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーを演じた俳優ラミ・マレックさんのインタビューを3ページにわたって掲載。自身も移民の家系で生まれ育った背景や、「完全にフレディと同化」したという役作りなどについて語っている。
同号の販売が始まると、初めて買う人やまとめ買いする人が続出。通常より多めに準備した2万5千部は1週間でほぼなくなり、急きょ6千部増刷した。創刊16年目だが、ここ数年、販売冊数は減少傾向にあり、増刷は15年ぶり2度目という。
定価は1冊350円で、うち1…