月着陸「悲しい出来事が」 ラ・ラ・ランドの監督映画化——贯通日本资讯频道
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月着陸「悲しい出来事が」 ラ・ラ・ランドの監督映画化

月面着陸にいたる宇宙飛行士の偉業と苦悩を描く「ファースト・マン」が8日に公開された。月を歩いた“最初の男”ニール・アームストロングの生き様にひかれ、監督したのはアカデミー賞の6部門で受賞した「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼルだ。


「これ、本番ですか?」言葉でたどる宇宙開発


主人公は、1969年に月面着陸したアポロ11号のアームストロング船長(ライアン・ゴズリング)。冷戦期、ソ連に負けじと宇宙計画を急いだ米国NASAに属した飛行士らによる危険なミッションや、その家族らの葛藤を描いている。


「重圧があっても、諦めなかったのがアームストロングなんだ」とチャゼル監督。「月への道のりの裏側で、いかに挑戦的で悲しい出来事があったかを知り、多くの人が知らない彼の側面にひかれていった」と映画化のいきさつを語る。


今回、複数のカメラを使い分けた。人間ドラマの場面を粗い映像の16ミリカメラなどで撮影。「当時の宇宙飛行士たちは16ミリカメラで様々なものを記録していたと知り、その映像が持つ親密な質感を作品に生かせないかと考えた」と言う。


反対に宇宙のシーンは超高精細のIMAXカメラを使用。「月に着いた瞬間に観客は、アドレナリンを打たれたようにハッと目が覚めたかのような感覚になると思う。実際の飛行士たちは着陸の瞬間に五感が高まったように感じたらしいんだ。そこで、ザラッとした16ミリから移行することで、その感覚を映像体験としてつくり出そうと考えた」


ゴズリングも「一緒に仕事をした人間や観客にとって彼の作品は冒険のようなものなんだ」と絶賛するハリウッドきってのヒットメーカー。34歳の若さで、「ラ・ラ・ランド」のミュージカルや、今作で扱う60年代や16ミリカメラなど、古きものに興味がいくのはなぜか。「未知のものにひかれてしまうからかな。僕が興味があるのは新旧の対話であり、それは過去作にもにじみ出ていると思うよ」(小峰健二)


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