愛知県は新年度、プログラマーやエンジニアがチームを組んでアプリケーション開発などを競う「ハッカソン」の大学対抗大会を開催する。あらゆるモノとインターネットが結びつく「IoT」が進展する中、モノづくりが盛んな県内からITを担う人材の育成や確保を目指す。
ハッカソンはプログラムを開発する意味の「ハック」と「マラソン」を組み合わせた造語。海外では企業や自治体の主催で盛んに開かれている。
関係者によると、大学対抗ハッカソンは8~9月、「モノづくりとITの融合」をテーマに名古屋市で開く予定。参加チームを全国の大学から募集し、優秀チームには協賛企業から募った賞品や賞金を贈る。来年以降も継続的に実施し、情報系学部で学ぶ県内大学生の成長を促すとともに、「IoTを学ぶなら愛知の大学」というブランドイメージを築き、若者の県内定着を狙う。(堀川勝元)