世界が大きく動いても…朝鮮学校女子が演じた「等身大」——贯通日本资讯频道
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世界が大きく動いても…朝鮮学校女子が演じた「等身大」

韓国と北朝鮮の首脳会談が報じられた昨年4月。大阪朝鮮高級学校(大阪府東大阪市)の体育館で全校生徒が会談の動画中継を見守る中、学校を抜け出した女子生徒たちがいた――。そんな物語を、同校の1年生の女子生徒3人が大阪市内の演劇大会で披露し、大人たちの劇団を抑えてベスト4に輝いた。


1月24日、大阪市浪速区の劇場「インディペンデントシアター2nd」の暗い舞台に照明がともされ、チマ・チョゴリ姿の女子生徒が浮かび上がる。3人の演劇「ゾエアが満天の夜空」が始まった。登場人物は現実の自分たちと同じ、大阪朝鮮高級学校の1年生だ。「ゾエア」とはエビやカニの幼生のことで、どんなものにでもなれる3人の可能性を象徴している。


主人公のルエ(全咲愛〈チョンソエ〉さん)は、幼なじみのリアン(崔智世〈チェチセ〉さん)にいつも素直な気持ちを出せない。リアンの相談相手になれる前向きなサフィ(鄭梨花〈チョンリファ〉さん)をうらやんでいた。そんなある日、ルエはリアンから突然、北海道への転校を打ち明けられる。


リアンの引っ越し当日は全校で南北首脳会談の中継を見る日。だが、サフィはルエに、学校を抜け出してリアンが乗る飛行機を見送ろうと誘う。「歴史的な平和の瞬間をみんなで見るのと、その瞬間を飛び出すのと、大人になった時にどっちが思い出になるやろ?」


走り出すサフィを、ルエもやがて追いかけ、叫ぶ。


「世界が大きく動いても、小さな私たちはどうにもならない。どんなにお偉い人の偉業も、大切な友だちの笑顔に比べたらどうでもいいこと」


「世界を揺るがす出来事なんて…


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