多くのヒット曲が生まれた1960~90年代は、現在20歳前後の若者にも「特別な時代」――。そんな傾向が、ニューヨーク大チームの研究で浮かび上がった。
1940~2015年の間にビルボード誌の週間ヒットチャート1位となった曲から毎年2曲を無作為抽出。ニューヨークの若者約600人(平均年齢21・3歳)に、ランダム選曲した7曲のさわりを聞いてもらい、知っているかを調べた。
00年以降の曲は、古いほど認知度が低くなり、直近の8~9割台から5割以下まで直線的に落ち込んだ。1960~90年代はホイットニー・ヒューストンやU2、グランド・ファンク・レイルロード、ビートルズなど認知度6割以上の曲が点在し、各年の認知度は、平均3~4割台で推移した。40~50年代は再び古いほど認知度が下がる傾向に戻った。
様々な音楽が登場した60~9…