任天堂(京都市)のゲーム機にかざすとキャラクターをゲームの中に登場させられる周辺機器「amiibo(アミーボ)」の偽物を販売したなどとして、千葉県警は26日、茨城県行方市沖洲の会社員、塚本瑞穂(35)と妻でパートの香里(35)の両容疑者を商標法違反(商標権の侵害)容疑で逮捕し、発表した。捜査関係者によると、メルカリやラクマなどのフリマアプリで出品を繰り返していたという。
県警によると、2人は昨年7~11月、行方市内のコンビニなどから計5回、任天堂のロゴに酷似したマークを付けたアミーボのデータ入り偽カードを13枚発送し、埼玉県の女性ら3人に計5700円で販売。また11月、自宅で偽カード21枚を譲渡するために所持し、同社の商標権を侵害した疑いがある。
捜査関係者によると、カードには「ゼルダの伝説」「スプラトゥーン」など人気ゲームのデータが入っていた。2人は昨年1月以降にフリマアプリで1千回以上出品し、少なくとも50万円以上を売り上げていたという。(松島研人、松山紫乃)