会長就任の翌日に逝った父、事業を見守り続けてくれた——贯通日本资讯频道
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会長就任の翌日に逝った父、事業を見守り続けてくれた

(おやじのせなか)日本交通会長・川鍋一朗さん


海好きな父はダイビングや水上スキーをやっていて、子どもの頃はよく一緒に船釣りをしました。家で仕事の話をすることは全くなくて、私の勉強や進路についても自由放任というか、口を挟むことはなかったです。


連載「おやじのせなか」


祖父が91年前に創業したタクシー会社の2代目社長でした。2代目って難しいですよ。若くてやる気があっても、初代に力があるうちは自由がきかない。本業のタクシーで思うようにやれないから、ゴルフ場やホテルの経営など多角化していき、結果としてうまくいかなかった。


29歳で私が日本交通に入社した頃、1900億円の負債がありました。責任を感じながらも既に咽頭(いんとう)がんの闘病中で、もどかしい思いだったんじゃないでしょうか。「俺が協力する」とは言わないけれど、古参の社員も多いなかで私が自由にやれるよう環境を整えてくれました。


自分が広げた事業を息子が縮小…


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