今月末のセ・リーグ開幕を前に、広島カープの成績によって金利が上乗せされる定期預金の受け付けが今年も、広島県内の金融機関で始まった。預金者には抽選でカープ戦のチケットなども当たる。発売イベントにはカープの選手もPRに参加し、シーズン幕開けの機運を高めた。
もみじ銀行の「カープV預金2019」(期間1年)は、カープのレギュラーシーズンの成績に応じて通常より0・1~0・025%の金利が上乗せされ、6月28日まで受け付ける。
本店営業部(広島市中区)で1日にあった発売イベントには、田中広輔選手と西川龍馬選手が参加し、市内の幼稚園児と交流。田中選手は「(カープV預金は)いいモチベーションになる。期待に応えられるよう頑張ります」。
広島銀行の「カープを応援しよう!定期預金」(期間1年)は成績と主催ゲームの観客動員数によって、0・1~0・025%の金利を上乗せする。7月末まで受け付けるが、募集総額が700億円に達した時点で締め切る。
本店営業部(広島市南区)であった1日のセレモニーには九里亜蓮選手と床田寛樹選手が参加。九里選手は「少しでもいい金利になればと思いますし、(リーグ)4連覇、日本一を目指してやっていきます」と誓った。(近藤郷平)