ボウリング場の数がピーク時の5分の1ほどに減る一方、高齢者の利用客が増え、「長寿ボウラー」は10年で3倍近く増えた。健康的なスポーツとして、再び見直されているという。
名古屋市緑区の名古屋グランドボウル。昨秋の「シニアボウリング大会」では、愛知県内最高齢で101歳の「長寿ボウラー」井嶋末喜(すえき)さんが参加した。ボールはガターになるぎりぎりのラインを転がり、緩やかな曲線を描いて真ん中のピンを倒し、見事ストライクを決めた。
井嶋さんがボウリングを始めた50年ほど前は、テレビでもボウリングの試合の様子が放映されるほどブームだった。井嶋さんも家族でよくボウリングを楽しんだ。現在は娘に送ってもらい、毎週のようにボウリングをしている。一昨年は200超のスコアを出したという。
愛知県尾張旭市の小川延子さん…