神戸市内の兵庫県立高校が、昨年11月の兵庫県立大学の推薦入試で生徒4人の願書を締め切りまで提出し忘れ、4人とも受験できなかったことが分かった。県教委は「生徒の人生を左右しかねない重大なミス」として、願書の提出に関わった複数の教員を処分する方針だ。
県教委によると、この高校では同大学の推薦入試の願書は学校で取りまとめて提出することにしていた。生徒4人は校内の締め切りを守って、学校に願書を提出したが、進路指導部の教員らは同大学の締め切り日を確認せず、締め切り日当日に郵送していたことがその後判明した。校長が大学に事情を説明したが願書は受理されなかったという。
同校は生徒や保護者に謝罪。4人とも同大学が第1志望で、同校は4人に特別補習をしたという。4人の進路について、県教委は「明らかにできない」としている。