佐賀県鹿島市の小学6年生、松原拓郎君(12)が全国少年少女レスリング選手権で6連覇を果たし、全国少年少女レスリング連盟の2018年・年間最優秀選手賞を受賞した。12日には県庁を訪れて山口祥義知事に報告し、今後の活躍を誓った。
松原君は3歳からレスリングを始め、現在は鳥栖レスリングクラブで日々、技を磨いている。「ちゃんと勝ち負けがあって、技が決まったらうれしい」と話す。
得意なのは、相手のわきの下に手を入れて体をひっくり返す技という「牛殺し」だ。
4月からは鳥栖市内の中学校に通いながら競技に取り組むといい、「全国大会で3連覇が目標」と話した。
山口知事は、23年に県内で国民スポーツ大会が開かれることに触れて「スターになれよ」と激励。松原君は、はにかみながらもはっきり「はい」と答えていた。(杉浦奈実)