JR東海の鉄道博物館「リニア・鉄道館」(名古屋市港区)で2011年の開館時から展示されている蒸気動車「ホジ六〇一四号」が、国の重要文化財に指定される見通しとなった。文化庁の文化審議会が18日、文部科学相に指定を答申した。 テツの広場 JR東海によると、ホジ六〇一四号は1913(大正2)年に製造された。小型の蒸気機関を客車に搭載しているのが特徴で、現存する車両は国内では1台しかない。関西や九州地方のローカル線などで使われ、43年まで現役で走った。 67年から約40年間、博物館明治村(愛知県犬山市)で展示されていた。その後、旧国鉄から所有権が移ったJR東海がリニア・鉄道館の開館に合わせ展示していた。 JR東海の広報は「このような技術的遺産を重要文化財として後世に伝える使命を負い、大変うれしく思っています」とのコメントを出した。(佐藤英彬) |
国内唯一の蒸気動車を重文指定へ 名古屋の鉄博で展示
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