三重県鳥羽市の鳥羽水族館で30日、「水中入社式」があった。飼育研究部に配属される新入社員3人はスーツに身を包み、水槽の中で福岡県出身の内山広貴さん(20)が若井嘉人副館長から辞令を受け取った。
入社式は2006年から続く恒例行事。辞令交付後、3人は先輩社員から贈られたスポンジを手に、アオウミガメやハリセンボンなど約100種類、5千匹が泳ぐ水槽の内側を掃除した。
入社式は多くの来館者が見守る中で行われ、3人を代表して神奈川県出身の神藤怜緒奈さん(22)が「一日も早く一人前の飼育係として、生き物とお客様の架け橋になれるよう頑張る」とお礼の言葉を述べた。