静岡県袋井市が4月1日から、人工知能(AI)を活用した総合案内サービスを始める。市のホームページに接続して質問を記入すると、チャットボットと呼ばれる仕組みを使って対話形式で回答する。市によると「AIチャットボットによる総合案内は全国初」という。
パソコンやスマホからホームページに接続し、「AIスタッフ総合案内サービス」を選んで問い合わせると、対話しながら関連のページに誘導してくれる。24時間利用できる。学習効果があるため、回答の精度を高めることができる。
システムを開発した三菱総合研究所と実証実験を行い、利用のメドが立った。年間経費は130万円で、市は「サービス向上と職員の負担軽減につなげたい」という。LINEを使ったサービスも実験しており、実用化を目指す。(長谷川智)