演出家の宮本亜門さん(61)が2日夜、前立腺がんであることを自身のツイッターで明らかにした。所属事務所によると、主治医は仕事に支障のない方法での治療を考えており、今のところ予定の変更などはないという。
医療バラエティー番組の収録で受けた検査がきっかけで病気が見つかったという。ツイッターではがんの手術をした父にふれ、「僕も余計な心配などせず、前向きにできることを続けます」とつぶやいている。
ツイッターの全文は次の通り。
「先日、人間ドックで前立腺ガンと診断されました。気になる症状もなかっただけに、宣告されたとき『なんで自分が』と目の前がクラっときました。この年齢で演出がますます面白くなり、100歳まで続けると考えていただけにショックでした。でも今は冷静に全てを受け入れようと思っています」
「昨年、92歳の父も膀胱(ぼうこう)ガンで手術して『人生悩むには短すぎる』と今も元気で頑張っています。僕も余計な心配などせず、前向きにできることを続けます。仕事に影響無く治療できるようです。僕を支えてくれた全ての人に感謝しつつ、生きている喜びを噛(か)み締め、日々精一杯生きていきます。宮本亜門」(星賀亨弘)