下宿をしている関東地方の私立大生への毎月の仕送り額は平均で8万3100円で、この30年余りで最低だったことが、昨春に入学をした学生の保護者を対象にした調査で分かった。一方、家賃は平均6万2800円で過去最高になり、仕送りから家賃を引いた1日当たりの生活費は677円にとどまった。
調査を実施したのは、関東甲信越の私大の教職員組合で作る東京地区私立大学教職員組合連合(東京私大教連)。1985年度から毎年続けており、昨春は1都5県(神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木)の14大学に入学した学生の保護者に質問を送り、4181人から有効回答を得た。このうち、自宅外から大学に通っているのは約4割だった。
平均仕送り額は1994年度の12万4900円をピークにほぼ毎年減っており、今回も前年の8万6100円から3千円減った。
一方、学生を下宿させている世…