三重県志摩市の志摩観光ホテルは、4月以降、毎月第1日曜に、県内で生産される旬の果実や食材を使ったスイーツを限定発売する。伊勢志摩では伊勢神宮に月の初めにお参りする「朔日(ついたち)参り」の風習があり、これにちなんでスイーツを「おついたち」と命名した。
7日に発売される「おついたち」は「苺(いちご)のタルト」だ。志摩市で栽培されている大玉の「レッドパール」がふんだんに使われている。5月5日の「伊勢茶ケーキ」には、県内でとれた「かぶせ茶」などが使われる。
使用する果実や食材は来年3月の分まで決まっており、ホテルのホームページで公開している。いずれのスイーツも、伊勢志摩サミットで腕を振るった樋口宏江総料理長が監修。担当者は「季節の恵みや県内産のレベルの高い食材を、色鮮やかなスイーツとして味わってほしい」と話す。
販売個数は月によって異なるが、4月と5月は30個を用意。1個3500円(税込み)で、販売日の前日までに予約し、当日は同ホテルで受け取る。問い合わせは志摩観光ホテル(0599・43・1211)へ。(安田琢典)